2025年10月、高市早苗首相とトランプ大統領の会談をめぐり、日本共産党の池内さおり氏がSNSで「まるで現地妻のよう」と投稿。
この発言が
「女性蔑視では?」
「ジェンダー平等を訴える人が使う言葉なのか」と大きな批判を呼び、SNS上で炎上しました。
一方で、「皮肉としての表現」「権力関係を風刺した発言」として、一定の理解を示す声もあり、賛否が真っ二つに分かれています。
一体、池内さおりとはどんな人なのか?
現在はどんな活動をしているのか?
そして“現地妻”発言の裏にはどんな意図があったのか――。
この記事では、池内さおりさんの現在の活動・評判・人物像を整理しながら、「なぜ炎上しても発信を続けるのか」を探っていきます。
池内さおりのプロフィールと経歴

名前:池内沙織(いけうち さおり)
生年月日:1982年9月15日
年齢:42歳(2025年11月時点)
出身地:愛媛県松山市
学歴:中央大学法学部卒業
経歴:2014〜2017年 衆議院議員(共産党)
趣味・人柄:ロックバンドのボーカル経験、映画・音楽好き
家庭:事実婚で2児の母。家庭生活もSNSで発信。
池内さおりさんは、愛媛県松山市出身の元衆議院議員で、現在は日本共産党中央委員・ジェンダー平等委員会責任者として活動しています。
学生時代から社会問題に関心を持ち、共産党入党後は若者や女性の声を届ける活動に尽力。
2014年に初当選し、ジェンダー平等やLGBTQ+の権利保護を訴えてきました。
現在も人権・ジェンダー政策に力を入れ、市民との対話を重視。
事実婚で2児を育てながら、SNSでは等身大の子育てや生活を発信し、「政治と生活を切り離さない姿勢」が支持されています。
「現地妻」発言の経緯と炎上の背景
2025年10月30日、池内さおり氏はSNS(X)で
高市早苗首相の日米首脳会談や米軍基地視察の様子を批判する投稿を行い、
その中で「現地妻」という表現を使ったことが大きな波紋を呼びました。
発端となったのは、
高市首相がトランプ大統領に親しげにエスコートされ、
笑顔で応じる姿を報じたニュース。
池内氏はこれを
「腰に手をまわされ満面の笑顔で受け入れる総理大臣のシーン。苦しすぎて写本引用不可能」
と批判し、
「日本が対米従属であることに加え、女性差別を“もろともせず”のし上がった人物の悲しい姿」
と皮肉を交えて指摘しました。
そして
「高市氏を見ながら『現地妻』という悲しい言葉を思い出す。深刻」
と投稿。

従属的・侮蔑的な意味を持つ言葉が使われたことで、
「女性蔑視では?」
「フェミニズムの理念に反する」と批判が殺到しました。
支持者の中からも「下品」「女性差別的」との声が相次ぎ、
SNS上では「なぜ女性政治家に対してこの言葉を?」と疑問が広がりました。
池内氏の発言は、
意図としては日米関係の構造や女性の地位を風刺したものでしたが、
表現の強さゆえに多くの人に“差別的な印象”を与え、
社会的議論へと発展しています。
池内さおりの現在の活動
現在の池内さおり氏は、
日本共産党中央委員・党都常任委員・ジェンダー平等委員会責任者として活動しています。
衆議院議員を退任したあとも、
ジェンダー平等や人権問題の分野で中心的な役割を果たしており、
社会課題への発信を続けています。
2025年11月には、LGBTに関するトークイベント「LGBTブーム その先へ」を主催。
当事者や市民と対話しながら、
“声を上げやすい社会”をめざす姿勢が注目されています。
また、SNSでは家庭や子育てのリアルを発信し、
「政治と生活を切り離さない」というスタンスを貫いています。
仕事と子育ての両立に悩む人々からは
「共感できる」「励まされる」といった声も多く、
“生活者としての視点を持つ政治家”としての信頼を築いています。
議員時代のような国会での活動はないものの、
現場に近い立場から社会を変えようとする姿勢は変わらず、
その発信力はいまも健在です。
池内さおりの評判とSNSでの反応
2025年10月中旬、池内さおりさんがX(旧Twitter)に投稿した「現地妻」という表現は、
高市早苗首相のアメリカ訪問に関連した投稿として一気に拡散されました。
SNS上では、
「女性蔑視的で不快」
「性的侮辱を政治批判に使うのは品がない」
「フェミニズムを掲げる人の発言として矛盾している」
といった厳しい声が相次ぎました。
報道や有識者からも、
「表現の自由を超えた差別的表現」
「政治的風刺の域を逸脱している」
と指摘され、炎上は長期化。
擁護の声はほとんど見られず、否定的な意見が圧倒的でした。
筆者としても、今回の発言は「政治的メッセージ」よりも「攻撃的な印象」が先立ち、
これまで池内さんが積み上げてきたジェンダー平等の活動の信頼性を
自ら損ねてしまったように感じます。
信念の強さは評価される一方で、
“言葉の力”が人を動かすだけでなく傷つけることもある──
その難しさを改めて考えさせられる出来事でした。
まとめ
池内さおりさんの「現地妻」発言は、
政治的風刺のつもりであったとしても、多くの人に“侮辱的”“差別的”と受け止められ、
結果的に信頼や支持を揺るがす事態となりました。
彼女はこれまで、ジェンダー平等や社会的弱者の声を代弁してきた政治家として
熱い支持を集めてきました。
しかし今回の発言は、その理念と相反する内容と見られ、
「発信力の強さ」が裏目に出た形です。
SNS時代の政治家にとって、
言葉は“武器”であると同時に“リスク”でもあります。
筆者としては、池内さんの信念そのものを否定する気はありませんが、
発信の影響力を冷静に見つめ直す必要があると感じました。
今後、真摯に言葉と向き合い、
再び「共感を生む発信」ができることを期待したいと思います。







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