かつて“鉄腕DASH”で体当たりロケをこなし、TOKIOの中でも実直なイメージで愛されていた山口達也さん。
しかし、2018年の事件をきっかけに芸能界から姿を消し、多くの人が「もう表には出てこないのか」と思っていたのではないでしょうか。
ところが最近、「再婚」「社会復帰」「講演活動」といったワードとともに、再び彼の名前が注目を集めています。
いったい山口達也さんは、今どこで、何をしているのか?
現在の山口達也さんを深堀していきます。
山口達也TOKIO脱退から現在までの歩み|時系列まとめ

かつてTOKIOのメンバーとして幅広く活躍していた山口達也さんは、2018年の不祥事を機に表舞台から姿を消しました。
その後は、アルコール依存症との闘い、資格取得、社会活動、そして再婚と、静かに人生を立て直す道を歩んでいます。
▼2018年:事件とTOKIO脱退、そして治療の始まり
2月:女子高生を自宅に呼び出し、酩酊状態でわいせつな行為を行う
3月下旬:警察による任意の事情聴取
4月:ジャニーズ事務所に事件を報告、書類送検/謝罪会見
4月末〜5月初旬:TOKIO脱退・ジャニーズ事務所退所を正式発表
同年春〜:事件を機にアルコール依存症の治療を本格的に開始
→ 自助グループへの参加、カウンセリング等に継続的に取り組む
▼2019年:沈黙を破り、初の肉声
8月:『女性セブン』にて独占告白。事件後の葛藤やTOKIOへの思いを語る
▼2022年:社会復帰への準備と資格取得
この年:
- ASK認定「飲酒運転防止インストラクター」
- 依存症予防教育アドバイザー
- メンタル心理カウンセラー
などの資格を取得
▼2023年:新たな一歩と再婚
3月:「株式会社山口達也」設立を発表
→ 依存症に関する講演活動、危機管理セミナーなどを開始
4月:『朝日新聞』のインタビューに登場。依存症治療の経緯と今後について語る
同年:一般女性との再婚が報じられ、大きな話題に
▼2024年〜現在:講演活動を軸に静かに歩む
- アルコール依存症や飲酒運転防止に関するセミナーを全国で展開
- 芸能界への復帰ではなく、社会に向けた“伝える役割”に注力中
約6年にわたり、山口達也さんは自らの過去と向き合い、支援を必要とする人々に寄り添う道を選んできました。
現在の生活と活動内容|表舞台ではない“もう一つの人生”
事件から6年以上。
芸能界という華やかな舞台から一転、山口達也さんは今、地道な社会活動に力を注いでいます。
●「株式会社山口達也」としての社会貢献活動
2023年に立ち上げた「株式会社山口達也」は、アルコール依存症をはじめとする依存症問題に焦点をあてた啓発活動を行う会社です。
現在はその代表として、全国の企業や自治体、学校などで講演を行い、自身の経験をもとに「依存症からの回復」や「飲酒運転防止」などを語っています。
2025年6月には、愛媛県の企業研修で登壇するなど、活動の場は着実に広がっています。

●CM出演やインタビューも
また2024年には、福祉事業を展開する「あおぞらケアグループ(ACG)」の企業CMにも出演。
穏やかな表情と柔和な語り口が話題となり、「以前と雰囲気が変わった」と評する声も多く聞かれました。
ただし、バラエティや音楽番組など、従来の芸能活動には一切戻っておらず、あくまで“伝える役割”としての露出にとどめています。
●再婚と静かな生活環境
2024年11月、山口さんは一般企業に勤める女性との再婚を発表しました。
生活拠点については明言されていませんが、「穏やかに生きられることが有難い」とコメントしており、都市部から離れた静かな環境で新生活を送っていると考えられています。
●「RAGAROCK」プロジェクトと勉強を続ける日々
設立した会社の中核的な取り組みとして、「RAGAROCK」という啓発プロジェクトを展開しているとも言われており、依存症克服の体験を通して“同じ苦しみを持つ人”を支える活動を続けています。
本人も「これからもアルコール依存症と一生向き合いながら、“今日一日”を大切に生きていきます」と語っており、現在も断酒を継続。
講演活動だけでなく、危機管理や心理学の分野についても学び続けていることが公式コメントからも伝わってきます。
世間の声と評価の変化|厳しい批判から、静かな共感へ
● 事件直後(2018年)
不祥事が報じられた当初は、「許されない」「復帰はありえない」といった厳しい批判が大多数を占めていました。
アルコール依存症を理由にしたことへの反発も強く、「本当に反省しているのか?」という疑問の声も多く見られました。
● 活動再開後(2023年〜)
講演活動や会社設立が報じられると、SNSやニュースでは賛否が分かれるように。
「更生しようとしているのは立派」「社会的制裁は十分受けた」といった肯定的な声も増えてきました。
一方で、「復帰は早すぎる」「依存症のせいにしているだけ」といった否定的な意見も根強く残っています。
● 現在(2024〜2025年)
講演やCM出演に対し、「表情が柔らかくなった」「昔より人間味がある」といった好意的な声が目立つように。
講演会に参加した人からは、「話に説得力があった」「また頑張ってほしい」という声も。
ズボンが破けるハプニングなども話題となり、「親しみやすい」と感じる人も増えています。
事件当初は批判が圧倒的でしたが、現在は更生や社会貢献の姿勢に共感する声も増えています。
否定的な意見は残るものの、少しずつ“見守る空気”が広がってきているのが現状です。
「何をしてるの?」の本当の意味
山口達也さんに対して多くの人が抱く「今、何してるの?」という疑問は、単なる職業や肩書きだけでは答えきれない問いだと感じます。
過去の過ちと向き合いながら、地道に講演や社会活動を続ける姿は、芸能人ではなく一人の人間として生き直そうとする意思の表れです。
すべてが許されるわけではありませんが、「過去を背負いながら前を向く」という生き方には、静かに心を動かされるものがあります。
まとめ
山口達也さんは2018年にTOKIOを脱退し、長い沈黙を経て現在は依存症の啓発や講演活動に力を入れています。
芸能界には戻らず、過去の過ちと向き合いながら、社会の中でできることを模索し続けています。
世間の声は今も賛否がありますが、少しずつ「応援したい」「また見直した」という声も増えてきました。
「何してるの?」という問いの答えは、ただの現在地ではなく、「どう生きていくか」を考え続ける彼の姿そのものなのかもしれません。
再出発を図る山口さんの今後に、静かに注目していきたいと思います。
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