中道の新代表に選ばれた
小川淳也氏。
代表就任会見や国会での発言を見て、
「なんか長い…」
「丁寧なんだけど、結局どうしたいの?」
「回りくどくない?」
そんなモヤモヤを感じた人も多いのではないでしょうか。
SNSではいつの間にか
“オガジュン構文” という言葉まで誕生。
X(旧Twitter)ではパロディ投稿が拡散し、
「下手なコントより面白い」とまで言われる事態に。
いったい何がそんなに“わかりにくい”のか?
オガジュン構文とは何なのか?
そして本人はどう受け止めているのか?
この記事では、
✔ オガジュン構文の正体
✔ 「何言ってるかわからない」と言われる理由
✔ 進次郎構文との違い
✔ 政治的な影響
をわかりやすく整理していきます。
まずは、話題の元ネタから見ていきましょう。
オガジュン構文とは?元ネタは代表就任会見

“オガジュン構文”とは、
小川淳也氏の独特な話し方をネタ化したネットスラングです。
発端となったのは、
2026年2月13日の代表就任会見。
衆院選大敗後の代表選で新代表に選出され、約1時間超にわたって語った会見がXで拡散されました。
そこで目立ったのが、
・前置きが長い
・同じ意味の言葉を重ねる
・二重否定が多い
・結論がはっきりしない
といった話法。
これがSNSでパターン化され、
「オガジュン構文テンプレ」が作られるまでに広がりました。
🔹オガジュン構文・基本5ステップ
ネット上で整理された“構文テンプレ”は、だいたい次の流れです。
① いったん相手に共感する
② 「しかし」「一方で」で転換
③ 選択肢をいくつも並べる
④ 四字熟語や抽象理念に昇華
⑤ 結論をぼかす
この構造を知ると、「あ、これのことか」と一気に理解しやすくなります。
なぜ「何言ってるかわからない」と言われるのか?
小川氏の発言が“わかりにくい”と感じられる理由は、主に4つあります。
① 結論が最後まで出ない
代表的なのがこの言い回し。
・「〜でないとはいえない」
・「〜だとは軽々に申し上げられない」
・「〜を軽視すべきだとは思わない」
肯定なのか否定なのか、はっきりしません。
聞き手は常に「で、どうなの?」という状態になります。
② 同義語の連打
会見では、
「強固・堅固・確固」
「不動かつ不屈」
といった同義語の重ね表現が目立ちました。
強調のつもりでも、情報量が増えるわけではないため、
“長く感じる”原因になります。
③ 抽象ワードが多い
・公明正大
・温故知新
・試行錯誤
・将来像
・理念
こうした抽象語が先行し、具体策や数字が後回しになるため、
「で、具体的に何するの?」
と感じやすいのです。
④ 共感→転換→拡散→理念
一度相手の立場を理解する姿勢を見せ、
「しかし」「一方で」で方向転換。
選択肢を広げたあと、抽象的な理念に持っていく。
結果として、論点が霧の中に入ってしまう構造になりがちです。
誠実さゆえの慎重さとも言えますが、
“短文化時代”の政治にはやや不利とも言われています。
SNSで爆発拡散したパロディ例
オガジュン構文が一気に広まったのは、Xでのパロディ投稿でした。
日常シーンに当てはめた投稿がバズり、
「作文難易度が高い」
「下手なコントより面白い」
と話題に。
🚕タクシー運転手「どちらまで?」
「運転手さん。その問いこそが、私が今、最も向き合うべき課題であり、本質ではないでしょうか。しかし一方で、目的地とは何か、道筋とは何かを強固・堅固・確固たるものとして見据えねばなりません。到達点でないとは申し上げませんが、軽々には断言できないところであります。」
目的地が分からない。
🍛「夕食カレーにする?」
「カレーという選択肢を否定するつもりはありません。しかし一方で、様々なメニューを軽視すべきではないでしょう。食とは温故知新の精神で向き合うべきであり、カレーだとは軽々に申し上げられません。」
結局カレーなのか不明。
💼「志望動機は?」
「貴社のご質問の真意を理解いたします。しかし志望とは多角的に捉えるべきものであり、AもありBもあるでしょう。不動かつ不屈の精神で進むべきですが、具体的な動機を断定するのは軽々にはできません。」
面接落ちそう。
こうした投稿が連休中に一気に拡散し、
“オガジュン構文”はネットミームとして定着しました。
とはいえ、これはあくまでパロディ。
次章では、よく比較される「進次郎構文」との違いを整理していきます。
進次郎構文との違いは?同じ“構文”でも中身は別物
政治家の話し方ミームといえば、
まず思い浮かぶのが
小泉進次郎氏の「進次郎構文」。
しかし、オガジュン構文とは構造がかなり違います。
🔹進次郎構文の特徴
- 短いワンフレーズ型
- 「AならA」などの循環論法
- 抽象語をポエム的に繰り返す
- インパクト重視
例:
「環境問題は、環境の問題なんです。」
短い。分かりやすい。
でも中身が薄いと言われる。
🔹オガジュン構文の特徴
- 長文型
- 共感→転換→列挙→理念→結論回避
- 二重否定多用
- 四字熟語連発
こちらは“迷宮型”。
分かりにくいのは同じでも、
進次郎構文が「短くて空虚」と言われるのに対し、
オガジュン構文は
「長くて結論が出ない」と言われます。
つまり、
✔ 進次郎構文=ショート動画型
✔ オガジュン構文=長尺ドキュメンタリー型
という違いがあります。
本人はどう受け止めている?
では当の本人は、この“構文化”をどう見ているのでしょうか。
報道ライブ インサイドOUTへの出演時、小川氏は
- 「申し訳ない」
- 「ネット時代だから訓練しなきゃいけない」
- 「苦言として受け止める」
と率直にコメント。
一方で、
- 「構文として扱ってもらえるのは面白い評価」
- 「仲間入りしているということ」
と、どこか前向きな姿勢も見せています。
改善意欲は示しているものの、
その後の代表質問や予算委員会でも
「やっぱり構文が出ている」
との指摘も。
どうやら意図的というより、
“自然な話し方の癖”に近いようです。
政治的にはプラス?それともマイナス?
問題はここです。
「ネタになる」のは注目されている証拠。
しかし、党再建期の代表にとってはリスクもあります。
● 支持率との関係
衆院選大敗後の再建局面で、
“何を目指しているのか見えにくい”という印象は不利。
● 若者受け問題
SNS時代は
「スパッと一言」が強い。
長文・慎重・抽象型は拡散向きではありません。
● 中道との相性
「中道」という立場自体がバランス重視。
そこに“結論回避型”の話法が重なると、
「結局どっち?」と見られやすい。
つまり構文は、
単なる笑い話ではなく、政治的イメージにも影響している可能性があります。
まとめ|オガジュン構文は悪なのか?
ここまで整理すると、こうなります。
✔ 丁寧で慎重
✔ 相手の立場を尊重する
✔ しかし結論が見えにくい
✔ ネット時代には不利
オガジュン構文は、
不誠実だから生まれたわけではありません。
むしろ“誠実さの裏返し”とも言えます。
ただし、政治は
「正しいこと」以上に
「伝わること」が重要。
田中角栄の
「まず結論を言え」という言葉が、改めて注目されるのもそのためでしょう。
今後、小川氏は話し方を変えていくのか。
それともスタイルを貫くのか。
オガジュン構文は、
単なるネットミームを超えて、
“伝える力とは何か”を問いかける現象なのかもしれません。







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