高市早苗氏の所信表明演説中、「聴いてないと適切に野次れないです」とX(旧Twitter)に投稿した立憲民主党の石垣のりこ議員。
この一言に
「いや、まず人の話を聞くべきでは?」
「この人大丈夫?」とツッコミが殺到し、再び注目を集めました。
実は彼女、過去にもSNS発言で炎上したり、不倫報道が出たりと、何かと“話題の絶えない政治家”。
それなのに――2025年の参院選では見事再選を果たしています。
「批判も多いのになぜ?」
「評判って実際どうなの?」
この記事では、そんな疑問を持つ方のために、
・ 石垣のりこ氏の人物像
・ 評判が分かれる理由
・ それでも当選できた背景
をわかりやすく整理して解説します。
石垣のりことは? 元アナウンサーから政治家へ

本名:小川 のりこ(おがわ のりこ)
生年月日:1974年8月1日
年齢:51歳(2025年10月時点)
出身地:宮城県仙台市宮城野区
政党:立憲民主党
現職:参議院議員(2期)/立憲民主党宮城県連合副代表
石垣のりこ氏は、宮城県仙台市出身の元FM仙台(Date fm)アナウンサーで、現在は立憲民主党の参議院議員(2期)。
東日本大震災後に防災士資格を取得し、復興活動にも尽力してきました。
2019年の参院選では、自民現職を破って初当選。
2025年には再選を果たしています。
掲げるのは「人権ファースト」「賃上げ」「消費税廃止」など庶民目線の政策。
一方、SNS発信が話題を呼ぶことも多く、発信力と炎上リスクを併せ持つ“賛否両論の政治家”として知られています。
評判は? 炎上と評価が真っ二つに割れる理由
石垣のりこ氏の評判は、まさに真っ二つに分かれています。
支持派は
「明快な話しぶり」
「庶民目線の主張」
「女性や弱者に寄り添う姿勢」を評価。
特に地元・宮城では、被災地支援や中小企業支援の取り組みが好印象を残しています。
一方で、SNS発言をめぐる炎上がたびたび話題に。
2020年には安倍晋三元首相の辞任時に「体を壊す癖がある」と投稿し、「病気を揶揄している」と批判が殺到。
また、2021年には著述家・菅野完氏との不倫報道でも注目を浴びました。
こうした経緯から「軽率」「感情的」との指摘も多い一方で、「はっきり意見を言う女性政治家」として支持する声も根強いのが実情。
発信力と共感力、そして炎上リスクが表裏一体の存在といえるでしょう。
不倫騒動とその影響
石垣のりこ氏といえば、政治活動と並行して
一時期大きく報じられたのが「不倫疑惑」でした。
報道によると、石垣氏は既婚男性との交際が週刊誌に取り上げられ、
「人権を訴える政治家として矛盾しているのでは」との批判が殺到。
SNSでも「応援していたのに残念」「信頼できない」といった声が広がりました。
💬 世間の反応:賛否が真っ二つ
- 批判派: 「公人としての自覚が足りない」「説明責任を果たしていない」
- 擁護派: 「プライベートの問題を過剰に叩くのはおかしい」「政策で評価すべき」
特に女性支持層の中でも意見が分かれ、
イメージダウンは避けられなかったとみられます。
⚖️ 選挙への影響は?
一時は「落選もあり得る」との見方も出ましたが、
最終的には政党組織の支えと、
地元での着実な活動が信頼回復につながりました。
スキャンダルがマイナスに働いたことは確かですが、
「政治家としての姿勢を見たい」という有権者の声が一定数残り、
致命的な打撃にはならなかったようです。
次章では、この逆風をどう乗り越えたのか――
「それでも当選できた理由」を掘り下げます。
なぜ当選できたのか?再選を支えた4つの要因
2025年参院選・宮城選挙区で、石垣のりこ氏が激戦を制し再選を果たした背景には、
4つの要因が重なっていました。
野党共闘の効果
立憲民主党・共産党などが全面支援に回り、
「この議席を自民に渡すな」という強固な体制を構築。
結果として、野党支持層の票を効率的に一本化できました。
現職としての地元活動と知名度
震災復興や地元企業支援など、地元密着の活動を積み重ねてきたことが功を奏しました。
さらに、元アナウンサーという知名度の高さも追い風に。
“顔を知っている安心感”が有権者の信頼につながった形です。
自民党の逆風と保守票の分裂
「政治とカネ」問題や物価高で与党への不満が高まり、
批判票が野党へ流れました。
さらに、保守層の一部が参政党に流れたことで、自民候補が伸び悩み。
結果的に、石垣氏が浮上する構図になりました。
無党派層への共感
スローガン「人権ファースト」は、特に女性や若年層の共感を得ました。
SNS上では「感情を隠さない」「正直な政治家」としてポジティブに受け止められる場面も。
ネット世代からの支持が、選挙終盤で勢いを生みました。
「組織力+現職の実績+反自民の風+共感メッセージ」
これらが重なり、石垣のりこ氏は“勢いで押し切った再選”を果たしたといえます。
筆者の見解
石垣のりこ氏が注目を集める最大の理由は、
「言葉で勝負する政治家」であるという点です。
元アナウンサーとしての発信力と、感情のこもったメッセージ性が、
多くの支持者を惹きつけてきました。
一方で、その率直さが「炎上体質」にもつながっています。
政治家としての発言には、個人の想いだけでなく「影響力の責任」も伴う――
そこをどう意識していくかが、今後の大きな課題と言えるでしょう。
まとめ
石垣のりこ氏は、
- 発信力のあるリベラル派女性議員として支持を集め、
- その一方で発言や私生活の問題で炎上も絶えない存在。
2025年の再選には、
「野党共闘」「地元活動」「反自民の風」「共感メッセージ」という
複数の追い風がありました。
“好き嫌いが極端に分かれる政治家”――
しかしそれこそ、分断の時代を映し出す現代政治の象徴なのかもしれません。







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