かつてバラエティ番組などで大活躍していたタレントのカバちゃん。
明るく親しみやすい“オネエキャラ”として人気を集め、振付師としても多くのアーティストと仕事をしてきました。
そんなカバちゃんを久しぶりにテレビやSNSで見たという人の間で、「今は女性なの？」といった声が多く上がっています。
実際、カバちゃんは2016年に性別適合手術を受け、戸籍上の性別も「女性」に変更。本名も「椛島一華（かばしま いちか）」と改め、新たな人生を歩んでいます。
この記事では、カバちゃんの性別にまつわる情報を分かりやすく整理し、「今どうしているのか」「昔との違い」「女性として生きる決意」なども含めて詳しく紹介します。
カバちゃん(KABA.ちゃん）の現在の性別は「女性」
カバちゃんは、もともとは男性として生まれ、芸能界でも長らく「オネエ系タレント」として知られてきました。
しかし、2016年に性別適合手術を受け、戸籍上の性別も正式に「女性」へと変更しています。
また、手術は性別適合だけでなく、声帯の手術や整形手術も含まれており、見た目や声も女性らしく変化しました。
本人も、「女性として生きることが自分らしい」と強い意思を持って決断したと語っており、その後のメディア出演やSNS発信でも、自然体で女性としての生活を楽しんでいる様子がうかがえます。
戸籍変更とともに、本名も「椛島一華（かばしま いちか）」へと改名。
この名前には、カバちゃんがこれから“ひとりの華”として美しく、自分らしく生きていきたいという想いが込められているようです。
つまり、現在のカバちゃんは法的にも見た目や暮らしぶりにおいても、完全に“女性”としての人生を歩んでいます。
性同一性障害を公表、女性として生きる決意
カバちゃんは、2002年に性同一性障害であることを公表しました。
子どもの頃から「自分は女の子」だと感じており、小学校時代にはしぐさや口調をからかわれて苦しんだ経験もあったといいます。
芸能界デビュー後は“オネエキャラ”として活動していましたが、次第に本当の自分を隠すことに違和感を覚え、テレビ番組などで少しずつカミングアウトを始めました。
20代からホルモン治療を始め、尊敬する姉の言葉をきっかけに「後悔しない人生を生きたい」と女性として生きる決意を固めます。
2016年に性別適合手術と声帯手術を受け、戸籍も女性に変更。本名も「椛島一華」へと改名しました。
現在は「自分らしく生きたい」という強い想いを持ち、LGBTQへの理解を広げる活動にも力を入れています。
昔の「オネエキャラ」時代との違い
カバちゃんの“オネエキャラ”期は、事務所の方針で男性として振る舞い、カラフルな衣装と豪快なジェスチャーで笑いを取る“職業的キャラクター”でした。
〈男性を前提にした自虐ネタ〉が求められ、本人の性自認は隠されたまま。
一方、2016年に性別適合手術を経て戸籍も女性となった今は、“椛島一華”としての素顔と生活を率直に発信しています。
誇張より実感、演技より真実――その落ち着いた語り口からは、自分を偽らない解放感が伝わり、見る側も肩の力が抜ける気がします。
オネエ時代の軽快さは今もトークの端々に残りますが、笑いのベクトルが“自分を笑われる”から“共に笑う”へシフトし、視聴者との距離もより近くなりました。
筆者はこの変化を、カバちゃんがステージ衣装を脱ぎ捨て、本来の肌でスポットライトを浴び直した瞬間だと感じています。
「後悔しない生き方を」という彼女の言葉には、過去の葛藤と覚悟が凝縮され、聞くたび背筋が伸びる思いです。
KABA.ちゃん現在の活動は？俳優「龍イチカ」として新たな一歩も
現在のカバちゃんは、タレント・振付師としては「KABA.ちゃん」名義を使い続けながら、2025年からは**俳優「龍イチカ」**としても活動を本格化させています。
演技力を磨くために2023年からスクールに通い、基礎から学び直したとのこと。
2025年7月には、フジテレビ系ドラマ『愛の、がっこう。』第2話に野上役で出演し、俳優として新たなスタートを切りました。
SNSでも「龍イチカ」名義のアカウントを開設し、精力的に情報を発信。
タレント・俳優の両立という難しい挑戦にも、前向きに取り組んでいます。
筆者としては、自分の可能性を広げ続ける姿に心から感銘を受けています。
まとめ
カバちゃんは、男性として生まれ“オネエキャラ”として人気を博しながらも、2016年に性別適合手術を受け、戸籍上も女性となり、本名を「椛島一華」へと改めました。
「自分らしく後悔のない人生を生きたい」という強い意志のもと、過去のキャラクターではなく“本当の自分”としての人生を選び取ったのです。
現在は「KABA.ちゃん」としての活動に加え、「龍イチカ」名義で俳優としても新たな挑戦をスタート。
表現の幅を広げ、自分らしさを追求し続ける姿に、多くの人が勇気づけられています。
これからのカバちゃんにも、ますます注目です。
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