記者会見を見ていて、
「え、今の質問ちょっと失礼じゃない?」
「まだ大臣が答えてる途中なのに、なんで遮るの?」
そう感じた人も多いのではないでしょうか。
片山大臣への会見で、しつこく質問を重ね、時間を消費し、さらには回答中に口を挟む──。
その姿がSNSで拡散されると、「無礼すぎる」「自己主張が強すぎる」といった声が一気に広がりました。
この質問をしていたのが、アークタイムズ(Arc Times)の尾形聡彦氏です。
名前を初めて聞いた人もいれば、
「またこの人か」「トラブル多くない?」と思った人もいるかもしれません。
中には、
「日本維新の会で出禁になったって本当?」
「活動家みたいな記者なの?」と気になって検索した人もいるでしょう。
一方で、尾形氏には
「テレビが聞けないことを聞く記者」
「権力に忖度しない貴重な存在」
と評価する支持層がいるのも事実です。
なぜここまで賛否が真っ二つに分かれるのか。
尾形聡彦とは何者で、評判は本当に悪いのか。
この記事では、政治に詳しくない人でも分かるように、
尾形氏の経歴・質問スタイル・炎上やトラブル、そして支持と批判の理由を、できるだけサクッと整理していきます。
アークタイムズ尾形聡彦とは何者?

──“うるさい記者”と思った人がまず知るべき経歴
アークタイムズの尾形聡彦(おがた・としひこ)氏は、
いわゆる「ネットで騒いでいるだけの人」ではありません。
1969年生まれ。慶應義塾大学経済学部を卒業後、1993年に朝日新聞社へ入社。
国際報道を中心にキャリアを積み、サンフランシスコ支局長や国際報道部デスクなどを歴任した、元・朝日新聞のベテラン記者です。
2022年に朝日新聞を退社し、翌月に立ち上げたのがオンラインメディア
「Arc Times(アークタイムズ)」。
現在は代表・編集長として、記者会見や社会問題をYouTubeで配信し、
既存メディアとは違う切り口での発信を続けています。
つまり尾形氏は、
「急に出てきたYouTuber」ではなく、
大手新聞社で長年やってきた“ガチの記者”という立場の人物です。
なぜあんなにしつこく質問するのか?
──尾形流“追及型ジャーナリズム”の正体
では、なぜあそこまで強い口調で、長く、しつこく質問するのでしょうか。
尾形氏の基本スタンスはとてもシンプルです。
「権力側は、きちんと説明する義務がある」。
海外、とくにアメリカの政治会見では、
記者が厳しく詰めるのは珍しくありません。
尾形氏は、シリコンバレーやホワイトハウス取材など、
そうした環境を長く経験してきました。
そのため日本の会見でよく見られる、
・質問は短く
・空気を読む
・深追いしない
という“お作法”に、かなり不満を持っていると見られます。
本人にとっては
「必要な確認をしているだけ」
「逃げ道を与えない質問」
のつもりでも、視聴者からは
「高圧的」「人の話を聞かない」
と映ってしまう場面が多いのです。
評判が割れる最大の理由
──「記者」なのか「活動家」なのか問題
尾形聡彦氏の評判がここまで割れる最大の理由は、
質問の中身よりも“態度とスタイル”にあります。
批判的な人がよく挙げるのは、こんな点です。
- 質問がとにかく長い
- 大臣や会見相手の答えを途中で遮る
- 他の記者の質問時間を奪っている
- 自分の主張を通そうとしているように見える
こうした場面が重なることで、
「説明を引き出す記者」ではなく、
「自分の意見をぶつけたい活動家」に見えてしまうのです。
実際、SNSでは
「会見を私物化している」
「番組の主役になりたがっている」
といった厳しい声も少なくありません。
一方で、支持する側は真逆の見方をします。
- 忖度せずに聞いているだけ
- ぬるい質問ばかりの中で貴重
- 嫌われ役を引き受けている
つまり尾形氏は、
“やり方”を評価する人と、“不快感”を覚える人に真っ二つに分かれる存在なのです。
炎上・トラブルが多すぎる?
──「またこの人か」と言われる理由
尾形聡彦氏の評判を調べると、
必ずと言っていいほど出てくるのが
「あの発言」「あの会見」です。
ここでは、よく話題にされる炎上事例を
一つずつ整理して見ていきます。
4-1 岸田首相への「首相、逃げるんですか」発言
最も拡散されたのが、
岸田首相の会見での
「首相、逃げるんですか」という問いかけです。
G7広島サミットなどの首相会見で、
想定問答の範囲内でしか答えようとしない姿勢に対し、
尾形氏は強い口調でこの言葉を投げかけました。
この場面が切り取られて拡散されると、
- 言い方が挑発的すぎる
- ジャーナリストとして中立性に欠ける
- 印象操作ではないか
といった批判が噴出。
一方で、
- 逃げているように見えるのだから当然
- 権力に遠慮しない姿勢は評価できる
という擁護の声もあり、
評価が真っ二つに割れる象徴的な発言となりました。
4-2 旧ジャニーズ事務所会見での振る舞いへの批判
旧ジャニーズ事務所の性加害問題をめぐる会見でも、
尾形氏の行動は大きな注目を集めました。
この場では、
- 当ててもらえないことへの強い不満表明
- 会見進行への「八百長会見」「逃げの会見」といった批判
- 順番を待たずに発言しようとする姿勢
が目立ち、
他の記者や視聴者から反発を招きました。
内容そのものよりも、
- 会見の場での立ち振る舞い
- 他の取材者への配慮の欠如
が問題視され、
「主張が前に出すぎている」
「会見の空気を壊している」
といった声が広がりました。
4-3 立花孝志氏との会見退室騒動
兵庫県知事選をめぐる会見では、
NHK党・立花孝志氏と激しく言い合いになり、
最終的に尾形氏が会見場から退室する事態に。
立花氏は
「質問が長すぎる」
「自分のチャンネルでやればいい」
と批判。
これによりネット上では、
「会見を私物化しているのでは?」
という声が広がりました。
4-4 元ジャニーズJr.志賀泰伸氏との配信中止トラブル
Arc Times出演予定だった元ジャニーズJr.志賀泰伸氏が、
当日になっても尾形氏から連絡が来ないことをXで公表。
その後、
「今後アークタイムズの取材は受けない」
と明言したことで、
- 出演者への配慮が足りない
- 段取りが雑では?
と、運営面への不信感が一気に表面化しました。
4-5 維新・藤田文武氏からの建造物侵入指摘
日本維新の会・藤田文武氏の会見では、
過去のArc Timesの取材映像について
「オートロック建造物侵入になる」と指摘される場面も拡散。
これにより、
- 取材のためなら何をしてもいいのか
- ルールを守っているのか
といった疑問が投げかけられました。
4-6 ハッシュタグ炎上
Xでは
「#アークタイムズ尾形聡彦いらない」
といったハッシュタグが立つことも。
投稿内容を見ると、批判の多くは
- 質問の長さ
- 上から目線
- 自己主張の強さ
といったスタイル面に集中しています。
それでも支持される理由
──「嫌われ役」を引き受ける記者という見方
ここまで見ると、
「問題の多い記者では?」
と思う人も多いでしょう。
それでも尾形聡彦氏には、
一定数の熱心な支持者がいます。
その理由はシンプルです。
- テレビが聞かないことを聞く
- 空気を読まず突っ込む
- 権力側に遠慮しない
とくに旧ジャニーズ問題では、
「メディア全体が及び腰だった中で、踏み込んだ質問をした」
と評価する声が目立ちました。
Arc Timesには有料会員制度もあり、
「このスタイルだからこそ支える」
という視聴者が実際に存在します。
支持層から見れば尾形氏は、
好かれなくても必要な役回りを引き受けている記者。
逆に言えば、
その役割を選んだ時点で、
炎上や反発を避けられない存在でもあるのです。
尾形聡彦は“出禁”なのか?
──日本維新の会との関係を整理
「尾形聡彦は維新で出禁になっている」
検索すると、こんな言葉を目にした人も多いでしょう。
結論から言うと、
公式に“出禁”が発表されているわけではありません。
ただし、日本維新の会との関係では、
強い緊張関係が続いているのは事実です。
藤田文武共同代表の会見では、
Arc Timesの過去の取材映像について
「建造物侵入に当たる可能性がある」と公の場で言及。
この発言が拡散されたことで、
- 取材方法は適切だったのか
- 維新側が強く警戒しているのでは
と受け止められました。
また、維新系の会見や場面では
Arc Timesが当てられにくい、
質問を制限されているように見えるケースもあり、
それが「事実上の出禁では?」という噂につながっています。
ただ、これは
「特定の党から排除された記者」というより、
強い追及スタイルが組織側と衝突しやすい
という構図と見るほうが近いでしょう。
結局、尾形聡彦の評判はどう見るべきか?
──支持と反発が極端に分かれる理由
ここまで見てきた通り、
尾形聡彦氏の評判は非常に分かりやすく二極化しています。
支持する人の見方
- 権力に忖度しない
- テレビや新聞が聞かないことを聞く
- 嫌われ役を引き受けている
「好かれる記者」ではなく、
「必要な記者」だと評価する層が確実に存在します。
批判する人の見方
- 言い方が攻撃的
- 質問が長く、自己主張が強い
- 会見の場を乱している
こちらは、
ジャーナリズムより自己表現が前に出ている
と感じる人たちです。
なぜここまで賛否が割れるのか
理由はシンプルです。
尾形氏は
「記者は黒子であるべき」
という日本的な価値観から、
あえて外れた立ち位置を取っています。
その結果、
- 刺さる人には強く刺さる
- 合わない人には強烈な不快感を与える
という構図が生まれています。
まとめ|無礼に見えるのか、必要悪なのか
片山大臣への会見を見て
「この人、無礼すぎない?」
と感じた人の感覚は、決してズレていません。
一方で、
「誰かが聞かなければならない質問」
を投げている場面があるのも事実です。
尾形聡彦という人物は、
好き嫌いで評価が真っ二つに分かれる存在。
そしてその分断こそが、
アークタイムズというメディアの立ち位置を
象徴していると言えるでしょう。
気になる人は、
発言の切り抜きだけでなく、
実際の会見や配信を一度通して見てみると、
また違った印象を持つかもしれません。







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