福岡市長選への立候補を表明した、佐々木彩乃氏。
29歳という若さに加え、経営コンサルタントや一般社団法人の代表を務めてきた経歴などから、注目を集めています。
そんな佐々木氏は、出馬にあたって「無所属」で、特定の団体の支援を受けずに立候補すると説明しています。
ところが、佐々木氏について調べてみると、高島宗一郎・福岡市長との接点があったり、村上財団の「パブリックリーダー塾」の修了生だったりと、さまざまな人や団体とのつながりが見えてきます。
「高島市長とは、どんな関係なの?」
「村上財団から支援を受けているのでは?」
「それなら『支援を受けない』という話と矛盾しないの?」
そんな疑問を持った人もいるのではないでしょうか。
そこでこの記事では、佐々木彩乃氏と高島市長、村上財団などとの関係を整理しながら、「無所属」「特定の団体の支援を受けない」とはどういう意味なのかを分かりやすく見ていきます。
佐々木彩乃は「無所属・支援なし」で出馬

まず気になるのが、佐々木彩乃氏が掲げている「無所属」「特定の団体の支援を受けない」という点です。
佐々木氏は2026年9月18日の出馬会見で、
「私は今回、無所属で、特定の団体の支援を受けることなく立候補している」
と説明しています。
実際、現時点では政党の公認を受けて出馬している候補ではありません。
ただ、「無所属」というのは、これまで政治家や団体などと一切関係がなかったという意味ではありません。
過去の活動で築いた人脈や、参加した育成プログラムなどがある場合もあります。
そこで、佐々木氏と高島市長、そして村上財団との関係を見ていきましょう。
佐々木彩乃と高島市長の関係は?
佐々木氏と高島宗一郎・福岡市長には、実際にいくつかの接点があります。
まず、佐々木氏は今回の出馬にあたり、「高島市政が築いてきたものを大切に受け継ぐ」という考えを公式サイトで示しています。
つまり、政策面では高島市政の方向性を一定程度引き継ぐ姿勢を明確にしています。
さらに、2024年4月には、村上財団が福岡市で開催した「九州パブリックリーダー塾」の座談会に、高島市長と佐々木氏がともに登壇していました。
このイベントでは、佐々木氏は「パブリックリーダー塾2期生」「Global Shapers Community Fukuokaメンバー」として紹介されています。
そのため、
「佐々木氏と高島市長には、これまでの活動を通じた接点がある」
というのは確認できます。
ただし、現時点で確認できる範囲では、
「高島市長が佐々木氏を後継者として指名した」
「高島市長が今回の市長選で佐々木氏を推薦した」
といった公式な発表は確認できません。
ここは分けて考える必要がありそうです。
GSC福岡の代表だった?高島市長との接点はここにも
もう一つ、佐々木氏と高島市長の関係を見るうえで重要なのが、
Global Shapers Community Fukuoka(GSC福岡)
です。
GSCは、世界経済フォーラムによって組織される若者のコミュニティ。
GSC福岡の公式説明によると、福岡ハブは高島宗一郎市長がダボス会議に出席したことをきっかけに、2014年に設立されたとされています。
そして佐々木氏は、GSC福岡のキュレーター(代表)を務めていました。
2025年の米日財団の紹介でも、佐々木氏は「Founder, Representative Director of Catalyst Kyushu」「Curator, Global Shapers Community Fukuoka」と紹介されています。
つまり、
高島市長が設立に関わったGSC福岡で、佐々木氏が代表を務めていた
という関係は確認できます。
ただし、GSCのキュレーターはハブをまとめる代表的な役割ではあるものの、高島市長の部下として活動していた、という意味ではありません。
「高島市長が佐々木氏を直接任命した」といった関係とも確認されていません。
村上財団との関係は?支援を受けていた?
そして、もう一つ注目されているのが村上財団です。
佐々木氏は、村上財団が運営する「パブリックリーダー塾」の修了生です。
この塾は、将来的に政治家を志す10~30代の女性を対象に、経済的支援や実践的な教育、コミュニティ形成などを行うプログラムです。
村上財団の現在の募集ページでは、塾生に対して「チャレンジサポート100万円」の支給なども案内されています。
つまり、
佐々木氏と村上財団に、単なる一度きりの接点ではなく、政治を志す人材育成という文脈での関係があった
ことは確認できます。
さらに、2026年9月18日には村上財団の公式Xで、佐々木氏の出馬について「ぜひ応援してください」と呼びかける投稿がありました。
この点から、
「村上財団が佐々木氏の活動を応援している」
という見方には根拠があります。
「支援を受けない」と矛盾してないの?
ここが一番気になるところですよね。
村上財団との関係を見ると、
「特定の団体の支援を受けない」と言っているのに、村上財団から応援されているのは矛盾しているのでは?
と感じる人もいるでしょう。
ただ、ここでは「支援」という言葉をどう捉えるかがポイントになります。
今回、佐々木氏が会見で述べたのは、
「特定の団体の支援を受けることなく立候補している」
ということです。
一方、村上財団が行っているのは、
- 過去にパブリックリーダー塾で育成・支援した
- 佐々木氏の出馬を応援する投稿をした
というものです。
これは、政党から公認を受けたり、特定の団体から推薦を受けて選挙戦を戦ったりすることとは、必ずしも同じではありません。
そのため、現時点の情報だけで、
「支援を受けないという発言は嘘だった」
と断定することはできません。
一方で、
「誰からも応援・サポートされていない候補者」という意味ではない
ことも分かります。
ここは「支援」という言葉の意味を分けて考えると、整理しやすいでしょう。
佐々木彩乃には他にも支援・人脈がある?
佐々木氏の場合、これまでの経歴を見ると、さまざまな分野との接点があります。
九州大学法学部を卒業後、ボストン・コンサルティング・グループを経て、2025年には一般社団法人「カタリスト九州」を設立。
産業支援や人材育成などに取り組んできました。
また、GSC福岡での活動や、パブリックリーダー塾での活動などもあります。
こうした経歴を考えると、佐々木氏にはこれまでの活動を通じて築いてきた人脈やネットワークがあることは自然です。
ただし、
「人脈がある」ことと「今回の福岡市長選で組織的な選挙支援を受けている」ことは別の話です。
現時点で確認できる情報だけから、個々の人物・団体を「佐々木氏の選挙支援団体」と決めつけるのは避けたほうがよいでしょう。
まとめ 佐々木彩乃は高島市長や村上財団から支援を受けている?
ここまでを整理すると、佐々木彩乃氏には、高島市長や村上財団などとの具体的な接点があることは確認できます。
特に、
- 高島市長とは2024年のイベントで共に登壇
- 高島市長が設立に関わったGSC福岡でキュレーターを務めた
- 高島市政を「受け継ぐ」と本人が表明
- 村上財団のパブリックリーダー塾の修了生
- 村上財団は今回の出馬について応援を表明
といった事実があります。
一方で、高島市長から今回の市長選で正式な推薦を受けていることは、現時点では確認できません。
また、「特定の団体の支援を受けない」という佐々木氏の発言についても、過去の人材育成や人的ネットワークまで含めて「一切の支援がない」という意味なのか、今回の選挙における政党・団体からの推薦や組織的支援を指しているのかで意味は変わります。
そのため現時点では、
「佐々木氏には、高島市長や村上財団などとの接点・人脈がある。一方で、今回の選挙で高島市長から正式推薦を受けているといった事実は確認されていない」
というのが、最も整理しやすい状況でしょう。
今後、選挙戦が本格化する中で、どのような団体や人物が佐々木氏を支援するのか、新たな情報が出てくる可能性もあります。







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