アナウンサーといえば、華やかで目立つ存在――。
でも、TBSの杉山真也アナはちょっと違います。
地道な下積み、失敗の経験、そして控えめな人柄。
18年目にしてようやく“注目”された彼は、まさに「苦労人」と呼ぶにふさわしい存在です。
なぜ今、杉山アナに共感の声が集まっているのか?
今回はその理由を、彼のこれまでの歩みから深堀りしていきます!
杉山真也アナのプロフィールと経歴

名前:杉山 真也(すぎやま しんや)
愛称:おすぎ、すぎちゃん
生年月日:1983年10月3日
年齢:41歳(2025年6月時点)
出身地:東京都
好きな言葉:二刀流
杉山真也(すぎやま・しんや)アナは、TBSテレビのアナウンサーとして2007年に入社し、以後じっくりとキャリアを積み上げてきました。
小・中学校はお茶の水女子大学附属、高校は都立小石川、大学は早稲田大学第一文学部へ。
すべて推薦で進学という、実はかなりの秀才です。
学生時代はサッカーやフットサルに打ち込みつつ、野球部のコーチ経験やジュノン・スーパーボーイコンテストに挑戦したこともあるなど、多彩な一面も。
好きな言葉は「二刀流」、資格は高校の公民教員免許まで持っていて、地頭と人柄の両方を感じさせる人物です。
一見すると、輝かしい経歴をお持ちの杉山アナですが、実は数々の苦労を経験されてきたようです。
以降のパートでは、杉山アナの”苦労人”エピソードをご紹介していきます!
苦労人エピソード①:アナウンサー試験に一度落ちた、それでも諦めなかった
杉山アナの“苦労人”ぶりが最初に現れたのは、就職活動のとき。
憧れのアナウンサーを目指して試験を受けるも、まさかの不合格。
夢の入り口で、いきなりつまずきます。
でも、ここで腐らなかったのが彼らしいところ。
卒業後は就職せず、アルバイト生活をしながらチャンスを待ち続けました。
その1年後、努力が実りTBSに入社。
そこから地道なキャリアがスタートしますが、“スタートラインに立つまで”にも実は苦労があったんです。
一発合格ではない、でも諦めなかった。
その姿勢こそ、杉山アナの「苦労人」ぶりを象徴しています。
苦労人エピソード②:地味な仕事をコツコツと…“名前を覚えてもらえない”時代
TBSに入社した杉山アナですが、すぐに花形番組に抜擢…なんてことはありませんでした。

引用元:TBSこども音楽コンクール
最初の頃は、ピンチヒッターやサブ的なポジションが中心。
いわゆる“目立たない仕事”を地道にこなす日々が続きます。
そんな中、印象的なのがラジオ番組『安住紳一郎の日曜天国』の代打出演。
人気番組にも関わらず、代役で登場した杉山アナには、リスナーから
「誰?」
「名前も知らない」という反応も…。
そのため、自己紹介から始める放送も多く、アナウンサーとしての存在感をなかなか示せない“もどかしい時代”が長く続きました。
しかし、どんな立場でも一切手を抜かず、誠実に仕事に向き合っていたことが、少しずつ現場の信頼につながっていきます。
“光が当たらないポジションでも全力”――まさに、苦労人の鑑です。
苦労人エピソード③:尊敬する先輩と“距離を縮めるのに4年”…人間関係でも努力の人
杉山アナがアナウンサーを志したきっかけは、TBSの情報番組『ジャスト』で見た安住紳一郎アナウンサーの姿。
その憧れの存在と、のちに共演するようになりますが、そこでまた一つ“苦労人エピソード”が生まれます。

引用元:X
なんと、番組で一緒に仕事をしていたにもかかわらず、連絡先を交換するまでにかかった時間は「4年」。
もともと控えめで距離感を大事にする杉山アナらしいエピソードですが、それだけに人間関係でも少しずつ信頼を積み上げていくタイプだったことがうかがえます。
さらに、安住アナから「ストイックすぎるしゃべり手は大成しない」という助言をもらったことも。
真面目すぎて空回りしてしまうこともあった杉山アナにとって、この言葉は今の柔らかな語り口につながる転機になったのかもしれません。
技術や努力だけではなく、“人との距離感”にも悩みながら、ゆっくりと築いてきた信頼関係。
その積み重ねが、今の彼の“安心して見ていられる存在感”につながっているのでしょう。
苦労人エピソード④:「THE TIME,」でいじられて…それが“武器”になった
今や朝の顔としておなじみの情報番組『THE TIME,』。
この番組での杉山アナの立ち位置は、ちょっと“ポンコツ寄り”な「いじられ役」です。
特に話題になったのが、クイズコーナーでのやり取り。
なかなか正解にたどりつけず、共演者の江藤愛アナと一緒に“迷走”する様子に、視聴者からはツッコミと笑いが飛び交います。
ところがそれが、意外にも好評。
TBSのマーケティング部からは「杉山さんと江藤さんが正解できない時の方が評判がいい」という分析まで報告されたのだとか。
一見“失敗”にも見える場面でも、真面目で一生懸命な姿が伝わるからこそ、応援したくなる。
それはきっと、下積み時代に培った「見られ方より、中身で勝負」という姿勢の賜物です。
地味だけど、誠実。
ミスしても、愛される。
そんな杉山アナの“いじられ力”こそ、令和のアナウンサー像の一つなのかもしれません。
まとめ
アナウンサー試験の不合格、下積み時代の無名扱い、そして尊敬する先輩との距離を縮めるのにも数年…。
杉山真也アナの歩みは、一見すると地味かもしれません。
でも、そのすべてが“本物の信頼”を築くための時間だったのではないでしょうか。
「目立たなくても、手を抜かない」
「失敗しても、笑って前を向く」
そんな姿に、共感や安心を覚える視聴者が増え、ついに2024年には「好きな男性アナウンサーランキング」でも初のトップ10入り。
長年の努力が、ようやく日の目を見た瞬間でした。
これからも、派手さよりも温かさ、堅実さで愛されるアナウンサーとして、きっとますます活躍してくれるはず。
杉山真也アナは、“報われる苦労人”の代表例といえる存在です。
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