高市早苗さんが日本初の女性総理に就任したことで、注目が集まっているのが“ファーストレディの役割”。
これまで歴代総理の外遊や国際行事では、妻が同行してきましたが、今回は立場が逆。
夫である山本拓さんは、今後どのような立場になるのでしょうか?
この記事では、
- 男性配偶者の呼び方(ファーストジェントルマンとは?)
- 山本拓さんの経歴と現状
- 海外の事例との比較
を分かりやすく解説します。
高市さんが総理になった際の、メリットデメリットをまとめたこちらの記事「高市早苗が総理になったら?メリット・デメリットを生活目線でわかりやすく解説」もよかったら読んでみてくださいね!
これまでの「ファーストレディ」の役割とは
これまで日本で「ファーストレディ」と呼ばれてきた首相夫人は、公職ではないものの、首相の“もう一つの顔”として重要な役割を担ってきました。
その仕事は大きく分けて4つあります。
非政治的な公的行事への参加
文化事業の視察、スポーツ大会の観戦、来賓を迎える晩餐会への出席など、外交や公式行事の場で首相に同伴し、柔らかな印象を与える役割を果たしてきました。
海外訪問時には、現地の首脳夫人と交流したり、現地文化を体験したりするなど、“国の顔”としての活動も多く見られます。
外交面での支援
次に、外交面での支援。
いわゆる「ファーストレディ外交」と呼ばれるもので、首脳本人が行う政治交渉とは異なり、対立を避けた友好的な交流を重ねることで、国と国との信頼関係を深める役割を担います。
特にアメリカやフランスなどでは、ファーストレディが積極的に文化・教育活動を通じて外交に貢献してきました。
首相の精神的支え
また、首相の精神的支えという側面も大きいです。
国家のリーダーは孤独な決断を迫られる場面も多く、夫人が相談相手や助言者として寄り添うケースもあります。
歴代の首相夫人の中には、重要な判断の際に意見を述べ、政策方針に影響を与えたとされる方も少なくありません。
社会的活動への参加
最後に、社会的活動への参加です。
教育・福祉・環境・文化といった分野で、国民に寄り添う存在として活動することも多く、慈善イベントや支援団体の代表を務める例もあります。
近年では昭恵夫人などのようにメディアにも積極的に登場し、「陰の存在」から「発信する存在」へと変化してきました。
なお、日本では首相夫人はあくまで「私人」ですが、公的行事にかかる経費の一部は国家が負担する仕組みになっています。
このように、ファーストレディは首相の内助として支えるだけでなく、国際的な親善の場に立つ“もう一人の外交官”としての顔も持っているのです。
高市早苗の夫・山本拓とは?

名前:山本 拓(やまもと たく)
生年月日:1952年7月7日(72歳)
出身地:福井県鯖江市
学歴:福井県立武生高等学校、法政大学文学部卒業
高市早苗さんの夫・山本拓さんは、元衆議院議員で通算7期を務めたベテラン政治家です。
福井県出身で、総務副大臣などを歴任。
2004年に高市さんと再婚し、互いに政治家として支え合ってきた“同志的な夫婦”として知られています。
近年は体調を崩して療養中と報じられており、政界の第一線からは離れていますが、政治経験が豊富なため外交儀礼などにも理解があります。
そのため、高市さんが首相に就任した場合、山本さんは“ファーストジェントルマン”として非政治的な行事や文化交流の場で役割を果たす可能性が高いでしょう。
とはいえ、体調面を考慮して公務への参加は限定的になるかもしれません。
それでも、日本初の「男性ファーストレディ」として、高市首相を支える新しい夫婦の形が注目を集めそうです。
男性の場合は「ファーストレディ」ではなく「ファーストジェントルマン」?
女性の首脳に男性の配偶者がいる場合、一般的には「ファーストジェントルマン(First Gentleman)」と呼ばれます。
英語圏では、女性大統領や女性首相の夫に対してこの呼称が使われることが多く、国際的にも定着しつつあります。
一方で、「ファーストハズバンド(First Husband)」という言葉もありますが、こちらは“離婚した女性が再婚した最初の夫”という皮肉を込めて使われることもあるため、正式な表現としてはあまり用いられません。
そのため、日本でも高市早苗さんの夫・山本拓さんを指す場合は、「ファーストジェントルマン」と呼ぶのが自然でしょう。
まだ日本ではなじみが薄い言葉ですが、海外の報道や外交の場では通用する表現です。
日本初の“ファーストジェントルマン誕生”として、今後メディアでも注目されることになりそうです。
海外の「ファーストジェントルマン」事例
海外では、女性リーダーの配偶者が「ファーストジェントルマン」として注目されるケースが増えています。
アメリカではまだ女性大統領は誕生していませんが、副大統領カマラ・ハリス氏の夫、ダグラス・エムホフ氏が“米国初のファーストジェントルマン”として話題になりました。

彼は弁護士で、妻の副大統領就任後は政治活動を支援しながら教育や社会活動にも関わっています。
ドイツでは、アンゲラ・メルケル元首相の夫ヨアヒム・ザウアー氏が有名です。

大学教授で化学者としての顔を持ち、G8サミットなど国際会議で夫人らと並びホスト役を務めるなど、控えめながら外交儀礼を担いました。
また英国などでも、女性首脳や閣僚の夫が公務や外交に同行し、文化・福祉分野の行事に参加する例が見られます。
国ごとに立場や活動内容は異なりますが、いずれも「国家の顔を支える存在」として、非政治的な分野で国際的信頼を築く重要な役割を果たしているのが特徴です。
山本拓が担う可能性のある役割
高市早苗さんが自民党総裁選に当選し、日本初の女性総理に就任しました。
これにより、夫の山本拓さんは「日本初のファーストジェントルマン」として注目を集めています。
山本さんが担うのは、これまでのファーストレディ同様、非政治的な公務や文化・福祉活動への参加が中心となる見込みです。
たとえば、外国要人を迎える晩餐会への同席や、海外訪問時の同行など、首相を支える“外交の裏方”としての役割が想定されます。
また、長年の政治経験を活かし、教育・環境・地域活性化などの分野で活動する可能性もあります。
ただし、体調面への配慮から公務は限定的になるとも見られています。
それでも、落ち着いた人柄と政治への理解は、高市総理の支えとして大きな存在感を放つでしょう。
新しい時代の「首相夫妻のあり方」として、山本さんがどんな形で国際舞台に立つのか、今後の動向に注目が集まります。
まとめ
高市早苗さんの総裁就任により、日本初の女性総理が誕生しました。
それに伴い、夫の山本拓さんは「ファーストジェントルマン」として、これまで女性首脳の配偶者が担ってきた役割を担う可能性があります。
従来のファーストレディは、首相や大統領の非政治的な公的行事への参加や、外交支援・友好交流、首脳の精神的支え、さらに教育・福祉・慈善活動などの社会的貢献を行ってきました。
日本では公職ではありませんが、国の顔としての役割は大きく、近年はメディア露出も増えています。
山本拓さんは元衆議院議員で政治経験が豊富な人物ですが、近年は療養中のため、公務への参加は控えめになる可能性があります。
それでも、外交儀礼や非政治的活動の場で、高市総理を支える重要な役割を果たすと考えられます。
海外でも女性国家元首の配偶者は「ファーストジェントルマン」として、外交儀礼や文化・福祉活動を通じて国際関係の信頼構築に貢献しています。
米国のダグラス・エムホフ氏(副大統領カマラ・ハリス氏の夫)やドイツのヨアヒム・ザウアー氏(メルケル元首相の夫)が代表例です。
まとめると、山本拓さんは、女性首相を支える非政治的公務と外交支援を担う日本初のファーストジェントルマンとして注目される存在。
その存在は、これまでになかった「首相夫妻の新しい形」を象徴し、社会的にも関心を集めることになりそうです。
高市さんが総理になった際の、メリットデメリットをまとめたこちらの記事「高市早苗が総理になったら?メリット・デメリットを生活目線でわかりやすく解説」もよかったら読んでみてくださいね!
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