今回の衆院選で、15人中11人が当選という“大躍進”を果たした「チームみらい」。
正直、
「そんなに目立ってた?」
「そこまで話題になってた?」
と驚いた人も多いのではないでしょうか。
街頭演説が目立っていた印象もなく、テレビで大きく取り上げられていた記憶もそこまでない。
それなのに、比例で11議席を獲得。
いったいなぜ、ここまで議席を伸ばせたのか?
そもそもチームみらいって、どんな政党?
何を掲げていて、どんな人たちが支持したのでしょうか。
この記事では、
・ なぜ当選できたのか
・ どんな公約を掲げているのか
・ 他の新党との違いは何か
を、政治に詳しくない人でも分かるように、できるだけシンプルに解説します。
チームみらいってどんな政党?
まずは基本から。
チームみらいは、
「テクノロジーで政治をアップデートする」ことを掲げる新しい政党です。
党首は安野貴博氏。
AIエンジニア・起業家・SF作家という異色の経歴を持ちます。

- 東大工学部卒(AI専攻)
- 外資コンサル勤務
- AI企業を創業
- 都知事選に出馬経験あり
いわゆる“昔ながらの政治家”とはかなりタイプが違います。
2025年に結党。
そして今回の衆院選では、比例代表で11議席を獲得しました。
特徴は、小選挙区ではなく「比例に集中」して戦ったこと。
少数精鋭で、効率よく議席を取りにいった政党です。
なぜ11人も当選できた?5つの理由

「そんなに露出あった?」と思うのに勝った理由。
ポイントは5つあります。
① 現役世代の“手取り”に直球
多くの党が「消費税減税」を前面に出す中で、
チームみらいは
社会保険料の軽減
子育て減税
を強調しました。
つまり、
👉 “今の手取りを増やす”
という、かなり具体的な訴え。
「生活が苦しい。でもどの党もピンとこない」
そんな層に刺さりました。
② 浮遊票の受け皿になった
自民にも不満。
立憲にもモヤモヤ。
でも極端な主張の党にも入れたくない。
そんな無党派層の“ちょうどいい選択肢”になったと見られています。
若いイメージがありますが、
実際は都市部の中間層や子育て世代にも広がっていました。
③ クリーンで知的なイメージ
チームみらいは、
・政治資金を1円単位で公開
・しがらみが少ない
・エンジニア主導
という“透明性”を強くアピール。
ネットでは批判もありますが、
実際の投票行動では
「クリーンで新しい」
という印象がプラスに働いたと考えられます。
④ “スマホの中”で票を積んだ
街頭で大騒ぎするタイプではありません。
YouTubeが爆発的というわけでもない。
でも、
・ オンライン広告
・ ニュースサイト露出
・ SNS接触
など、スマホ経由で静かに広がりました。
いわば
“スマホの中のドブ板選挙”
従来の「盛り上がり感」では測れない戦い方でした。
⑤ 比例集中で効率よく議席化
今回獲得した議席はすべて比例。
得票は約381万票(6.66%)。
特に
東京・南関東など都市部で強い。
小選挙区に広く手を出さず、
比例にリソースを集中。
これが“議席効率”を高めました。
チームみらいの公約をわかりやすく
公約は大きく3本柱です。
難しそうに見えますが、意外とシンプルです。
① 未来への成長投資
- 子育て減税
- AI・ロボット・自動運転など新産業投資
- 大学交付金の拡充
キーワードは
👉 「成長で豊かにする」
未来に投資して経済を伸ばす考え方です。
② 今の生活支援
- 社会保険料の負担軽減
- 申請不要のプッシュ型福祉
- 高額療養費制度の維持
ポイントは
👉 現役世代の負担を減らす
子育て世代には響きやすい内容です。
③ テクノロジー改革
ここが一番の特徴。
- デジタル目安箱(国民の声を即反映)
- 政治資金1円公開
- 国会DX(AI活用)
「遅い政治を速くする」
テクノロジーを使って
政治の透明性とスピードを上げる。
これがチームみらいの核です。
IT従事者の支持は本当にあった?
結論から言うと、
親和性はかなり高いです。
チームみらいは、
・党首がAIエンジニア出身
・政策にAI・GovTechを明確に掲げる
・政策決定のオープンソース化
・データ重視、合理性重視
というスタイル。
そのため、IT業界や理系層との相性は良いと見られています。
ただし――
支持が若者やエンジニアだけに偏っていたわけではありません。
実際は、
・ 都市部の中間層
・ 子育て世代
・ 無党派層
まで広がっていました。
「IT政党」というより、
👉 合理的で未来志向な中道政党
という位置づけの方が近いかもしれません。
他の新党と何が違う?
近年は新党がいくつも出てきています。
その中でチームみらいが違った点は3つ。
① 分断をあおらない
強い言葉で敵を作るタイプではありません。
「誰かを攻撃する」より
「未来に投資する」という路線。
これが“ちょうどいい選択肢”になりました。
② 比例に集中
多くの新党は小選挙区で勝負します。
チームみらいは比例中心。
組織票が弱くても、
都市部で一定の票を積めば議席になる。
戦略としてかなり合理的でした。
③ テクノロジーを本気で使う
ネットを“宣伝ツール”として使う政党は多いですが、
チームみらいは
政治の仕組み自体をデジタル化しようとしている点が違います。
・政治資金1円公開
・デジタル目安箱
・国会DX
これは他党にはあまり見られない特徴です。
今後どうなる?
今回の11議席で、
一定の存在感は確立しました。
今後のポイントは、
・ 本当に法案提出や政策実装ができるか
・ テクノロジー改革が“理想論”で終わらないか
・ 地方選挙で広がるか
ここが試されます。
“勢い”から“実力”へ。
ここが次のステージです。
まとめ
チームみらいが躍進した理由は、
・ 現役世代の手取りにフォーカス
・ 無党派層の受け皿になった
・ クリーンで知的なイメージ
・ スマホ中心の選挙戦略
・ 比例集中で効率よく議席化
そして公約は、
「未来投資 × 生活支援 × テクノロジー改革」
派手な熱狂ではなく、
静かに票を積み上げた選挙でした。
「なんとなく違和感はあったけど、気づけば伸びていた」
それが今回のチームみらい躍進の正体かもしれません。






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