2026年7月末、熊本で発生した地震の後、イオンモール熊本で爆発事故が起き、オンワードの従業員3人が亡くなりました。
このニュースを見て、「一度は避難していたのに、なぜ店舗に戻ったの?」と疑問に思った人も多いのではないでしょうか。
オンワードの説明によると、3人は地震後にいったん施設の外へ避難したものの、その後、貴重品を取りに店舗へ戻ったとされています。
会社から「店舗に戻るように」と指示されたわけではなく、むしろ担当者は「やることはないので、直ちに外へ出るように」と伝えていたといいます。
では、3人はいつ店舗に戻り、どのようなやり取りをしていたのでしょうか。
この記事では、オンワードが公表した内容をもとに、3人が避難してから店舗へ戻り、爆発に巻き込まれるまでの経緯を時系列で整理します。
オンワードの3人はなぜ店舗に戻った?
オンワードの説明によると、3人は地震後、いったんイオンモール熊本の外へ避難していました。
しかし、その後、店舗に置いていた貴重品を取りに戻ったとされています。
「仕事を続けるため」「営業を再開するため」に戻ったという説明ではありません。
また、オンワードは、3人に対して店舗へ戻るよう指示した事実はないと説明しています。
つまり、
一度避難する
↓
貴重品を取りに再び店舗へ戻る
↓
会社から外へ出るよう伝えられる
↓
その直後に爆発
という経緯でした。
避難してから爆発までの時系列
事故までの流れを時系列で見ると、状況が分かりやすくなります。
午後4時33分ごろ
3人が施設の外へ避難していることを、オンワードの営業担当者が電話で確認。
その後
3人が貴重品を取りに店舗へ戻ります。
午後5時19分ごろ
3人から、
「貴重品を取るために店舗に戻ることができたが、何かやることはありますか」
という連絡が入ります。
これに対し担当者は、やることはないとして、直ちに施設の外へ出るよう伝えました。
午後5時36分ごろ
3人から「ちょうど店舗を出るところです」と連絡。
そして、その約14分後の午後5時50分ごろ、イオンモール熊本で爆発が発生しました。
3人はその後、連絡が取れなくなりました。
会社から「戻るように」と指示されたわけではない
今回の経緯で、特に気になるのが「会社から戻るよう指示されたのか」という点です。
オンワードは、店舗に戻るよう指示した事実はないとしています。
むしろ、3人が店舗に戻った後、担当者は「やることはないので、直ちに外へ出るように」と伝えていました。
そのため、公表された内容だけを見ると、再入店は会社から命じられたものではなく、貴重品を取りに行くという現場側の判断だったと整理できます。
なぜ「貴重品を取りに戻る」という判断になった?
では、なぜ一度避難したにもかかわらず、店舗へ戻ったのでしょうか。
詳細な心理については本人たちが亡くなっているため断定できません。
ただ、地震直後の混乱の中で、
- 店舗に貴重品を残していた
- 一度は外へ避難できていた
- 「短時間なら取りに戻れる」と判断した可能性
- 災害時には「少しだけなら」という判断をしてしまいやすい
といった背景が考えられます。
特に今回の事故では、「一度避難したから、もう危険はない」という認識になってしまった可能性も考えられます。
しかし、地震の直後は建物の損傷だけでなく、火災や爆発などの二次災害が発生する可能性があります。
「貴重品だけ」「すぐ戻るだけ」という短時間の再入館でも、安全とは限りません。
オンワードは事故後にどう説明した?
オンワードは今回の事故を受け、災害時の対応について「指導が不徹底だった」としています。
そして今後は、
一度避難した場合は、理由を問わず館内に戻らない
という対応を徹底するとしています。
今回のケースでは、会社が戻るよう指示したわけではありません。
一方で、避難後に再び館内へ入ることを防げなかったことについて、会社側も課題を認識したということになります。
まとめ|オンワードの3人が戻った理由は「貴重品」
オンワードの従業員3人は、地震後に一度は施設の外へ避難していました。
しかし、その後、店舗に残していた貴重品を取りに戻ったとされています。
会社から再入店を指示されたわけではなく、戻った後には担当者から「直ちに外へ出るように」と伝えられていました。
3人は午後5時36分ごろに「店舗を出るところ」と連絡していましたが、その約14分後、午後5時50分ごろに爆発が発生。
その後、3人と連絡が取れなくなり、亡くなりました。
今回の事故では、「少しだけなら」「貴重品だけなら」と考えて避難後に戻ることの危険性が改めて浮き彫りになりました。
オンワードも事故を受け、今後は「一度避難したら館内に戻らない」という原則を徹底するとしています。







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